青汁に含まれるポリフェノール

ポリフェノールといえばワインが有名ですが、青汁にも含まれています。
そのポリフェノールというのは、実は種類が5000種類を超えるほどたくさんの種類が存在します。
そのうちの数種類が青汁に含まれています。

有名なところでいうと、緑茶に含まれてることで有名なカテキン。
大豆などに含まれているイソフラボン、チョコレートのカカオポリフェノールなどがありますが、 青汁に含まれているポリフェノールはそうした聞き慣れたものではありません。
それでは、青汁の主原料ごとに、含まれるポリフェノールについて紹介します。

まず、ケールに含まれているケルセチン。
抗酸化作用により活性酸素のの働きを抑え、血の流れを良くしてサラサラにする効果があります。
よく、玉ねぎを食べると血がサラサラになるといわれるのは、玉ねぎにもこのケルセチンが含まれているからです。
他にも、脂肪分解酵素を活性化させることで体脂肪の減少、ダイエットとメタボ予防や動脈硬化の予防にも効果を発揮します。

明日葉にはカルコンというポリフェノールが含まれています。
カルコンには強力な抗酸化作用があります。
ポリフェノールには、共通して抗酸化作用がありますが、中でもカルコンは強力な抗酸化作用により、活性酸素を減退させることで細胞の酸化を抑え、老化防止や若返り、美肌などの美容効果と、おもにアンチエイジングに強い効果を発揮します。

そして桑の葉に含まれるアントシアニン。
抗酸化作用による美容やアンチエイジングのほか、目にもよいという特徴があります。
目によい食べ物としてはブルーベリーが有名ですが、それはこのアントシアニンによるものです。
人が目を使うとき、網膜の中に存在するロドプシンが視覚により得た情報を脳に伝達するのですが、目を酷使する事により、ロドプシンの働きが弱まり疲れ目やかすみの原因となります。
アントシアニンはそのロドプシンの働きを活性化することにより、目のトラブルの原因を解消してくれます。

さらに、緑茶が添加されている青汁にはカテキンというポリフェノールが含まれています。
カテキンには強い殺菌効果があります。
コレラ菌、チフス菌、肺炎マイコプラズマから白癬菌など、体内器官に感染する菌や様々な病気の原因菌は数え切れないほどあります。
それら、様々な原因菌の予防策として、カテキン摂取の効果が注目されています。
さらに、カテキンには細菌に対する殺菌力だけでなく、細菌が排出する毒素を分解するという解毒作用もあり、からだを菌から守り、様々な病気を予防する効果があるのです。

また、緑茶に含まれるビタミンCは、各ポリフェノールの吸収を活性化させる働きもあるため、青汁によりポリフェノールの恩恵をより効果的に受けることができます。
ワインとは違い、ノンアルコールでポリフェノールを摂取し、それと合わせて緑葉野菜の栄養素も同時に摂取できる青汁。
あなたの健康習慣に、とりいれてみてはいかがでしょう。