青汁で便秘解消

便秘の二大要因である腸機能の低下と、食物繊維の不足。
青汁はこの二大要因に働きかけて、便秘の解消に効率よく働きかけます。

まず、腸機能の低下について。
腸内には、常に善玉菌と悪玉菌が存在します。
善玉菌が増えると悪玉菌が減り、悪玉菌が増えると善玉菌が減るという関係にあり、腸内にある細菌の質量は常に一定に保たれています。
言葉のイメージ通り、善玉菌が減少し、悪玉菌が増えてしまうと、腸の機能が低下して排便がスムーズに行われなくなり、便秘の原因となってしまいます。

野菜を摂取する事により、野菜に入っているビタミンが免疫力を高め、善玉菌と悪玉菌のバランスを整えます。
つまり、野菜不足によりビタミンの摂取量が減ってしまう事で、腸内の細菌バランスが崩れ、腸内環境が悪化してしまうという構図となります。
製品によりますが、通常、青汁には実に九種のビタミンが配合されており、野菜不足に伴うビタミン不足を解消し、便秘の予防、改善に働きかけます。
ちなみにビタミン不足を改善する方法としてビタミン剤、サプリメントでビタミンを摂取するという方法もありますが、サプリメントによる栄養摂取のデメリットとして、体がサプリメントによるビタミン摂取に慣れてしまい、通常の食事で体が摂取出来るビタミン量が減ってしまうという、副作用に似た症状があります。

青汁はサプリではなく、野菜を飲料に変えただけなので、通常の食事による栄養摂取と、限りなく近い状態にあります。
食事との相違点としては租借が無い、つまり食材を噛む事による恩恵は受けられませんが、サプリとの比較においては、安全で効率が良いといえるでしょう。

さらに、青汁にはオリゴ糖という成分が含まれています。
オリゴ糖には二十を超える、様々な種類が存在しますが、それら全てに「腸内の細菌バランスを正常化し、腸内環境を整える」という効果があります。

オリゴ糖には、胃や小腸で消化される事無く、大腸まで到達するという特徴があります。
その結果、大腸にいる善玉菌であるビフィズス菌の餌となり、日常的に摂取する事で、腸内の善玉菌の数を増やし、悪玉菌を減少させ、腸内環境を改善し結果として便秘の解消や予防に繋がります。

また、青汁は食物繊維を非常に豊かに含んでいて、便秘解消に働きかけます。
食物繊維には腸の蠕動運動を活発にする事で腸を刺激し、腸の活動を正常化する効果と、便に水分を含ませる事でスムーズは排便を促す効果があります。

青汁の主成分であるケール、大麦青葉、明日葉の100グラム中の食物繊維量は、同じく食物繊維を豊富に含むキャベツと比べても、倍以上の食物繊維を含んでいます。
ちなみに、キャベツの食物繊維含有量が100グラム中1.8グラムなのに対し、それぞれの食物繊維の含有量は、
ケール  3.7グラム
大麦青葉 4.1グラム
明日葉  5.6グラム
となっており、非常に効率よく食物繊維が摂取出来るであろう事が解ります。

ちなみに食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の二種類があります。
不溶性食物繊維は文字通り、水に溶けない性質を持っていて、水分を吸収する事で、実に数十倍にも大きく膨らみ、便のかさを増やし、腸を刺激する事で蠕動運動を促し、排便を促すという効果があります。
水溶性食物繊維は腸内にある余分な水分を吸収する事で、硬い便を柔らかくするという性質を持っています。
また、ビフィズス菌を始めとした、善玉菌のエサにもなるため、腸内の細菌バランスを整え、腸内環境の改善を促します。
青汁はその二種の食物繊維をバランス良く配合させる事で、その効果を最大限引き出す様に開発されています。

野菜不足による腸機能の低下と、食物繊維不足による腸の活動の低下という、便秘の原因となる二大要因に、青汁が効果を発揮する仕組みがお解りいただけたでしょうか。
便秘解消とは違う観点で青汁の栄養成分を見ると、他にも様々な効果がありますが、国内で実に四百万人を超す便秘に悩む人々の、その悩みを解消する可能性を持つ青汁。
便秘に悩んでいる方も、予防したいという方も、一度試してみてはいかがでしょうか。