青汁はお湯で溶かしても大丈夫なの?

青汁を飲むときに、お湯で溶かしても問題はありません。
お湯で温めることにより、栄養素の一部、とりわけビタミンCが壊れてしまうのではないかという懸念があるかと思いますが、ビタミンCの熱に対する耐性はそこまで弱いものではありません。

実験による具体的な数字でいうと、沸騰したお湯で三時間加熱し続けた際に失われるビタミンCが約10%となっています。
この結果から、青汁をお湯で溶いて飲むことで、ビタミンCが失われてしまうのではないかという心配は払拭されていると言っていいでしょう。
溶いて飲むタイプである粉末状の青汁は、製造過程において、既に加熱処理されているので、お湯で溶くことによる加熱には問題がないと考えて問題ありません。
ただ、粉末状のものではない、生の青汁は加熱により、一部の栄養素が失われてしまい、効果を減少させてしまいます。

それは、酵素です。
酵素はタンパク質を基として構成されています。
タンパク質は非常に熱に弱い性質を持っているため、加熱することで、タンパク質とともに酵素は失われてしまいます。
粉末状の青汁は、製造過程の熱処理により、酵素はほとんど残っていません。
逆に生タイプの青汁は熱処理をしていないため、酵素が非常に多く含まれています。
そのため、加熱をしてホットで飲む場合に、その酵素が無くなってしまうのです。
ちなみに、酵素とは体内に栄養素を吸収させるという働きがあります。
極端にいうと、体内に酵素がなければ摂取した栄養を吸収できないまま、便として排出してしまうことになります。
逆に体内に酵素の量が多ければ多いほど、摂取した栄養を効率よく吸収することが出来まる、非常に重要な存在です。
他にも酵素は血液をサラサラにする効果や、免疫力の向上、口臭予防や便秘解消など、実に様々な効果をもっています。

寒い季節など、青汁をホットで飲むことも多いかと思います。
粉末状の青汁であれば問題はありませんが、生の青汁は加熱により酵素を失います。
しかし、酵素をのぞいても、充分な栄養成分がもともと青汁には含まれていますので、そこまで神経質になる必要もありません。
状況にあわせ、快適な青汁の飲み方で快い健康習慣をおくりましょう。