青汁には1日の摂取上限ってあるの

青汁は医薬品ではないので定められた用法用量はありませんが、メーカー推奨の適正量と、過剰摂取による副作用の危険性というものあります。
健康食品だからといって、摂取すればするだけ効果があるとういうものではありません。
それは青汁以外の健康食品も同様です。

基本的に青汁は栄養補助、栄養補給を目的として摂取します。
人間のからだが一日に吸収できる栄養の量には上限があり、それを超えて摂取された栄養は排泄物と共に、吸収されないまま対外に排出されてしまいます。
そして、青汁に含まれるビタミン類には過剰摂取による副作用というものが存在します。
ビタミンには水溶性と脂溶性と二種あります。
水溶性のビタミンは過剰に摂取しても尿として排出されるのですが、脂溶性ビタミンは過剰摂取により副作用を引き起こしてしまうのです。

例えば、青汁に含まれるビタミンAですが、皮膚や粘膜を正常化する美肌効果などを持っていますが、過剰摂取をすることで皮膚の乾燥や唇のひび割れ、頭痛などを引き起こしてしまう可能性があります。
腸内、腎臓でカルシウムの吸収を促進、増強することで骨と歯を強くするほか、免疫向上やガン細胞の抑制効果をもつビタミンDも、過剰摂取により嘔吐や脱力、神経過敏などの副作用を起こしてしまいます。
また、青汁にはビタミンのほか、ミネラルも非常に多く含まれています。
このミネラルにも過剰摂取による副作用が存在します。
骨や歯を強くして、神経の鎮静作用をもつカルシウムは、過剰摂取により便秘や腎機能の異常などを引き起こします。
カルシウムと深い関わりをもつマグネシウムも、同様に、過剰摂取により下痢や倦怠感、嘔吐を引き起こしてしまいます。

そして、青汁に含まれている食物繊維は、腸の蠕動を促すことで便秘解消に強い効果をももっていますが、過剰に摂取することで、腹痛や下痢を起こしてしまいます。
このように、青汁は過剰摂取により様々な副作用を引き起こしてしまう危険性のある栄養素を含んでいます。
無添加でない青汁であれば、添加物の過剰摂取による副作用も考えられます。
そうしたリスクを回避するためにも、適正量を守る必要があります。
製品によって適正量は変わってきます。
それぞれ確認して正しく摂取する必要があります。
たいていの場合は一日コップ一杯、多くても二杯で充分でしょう。

適正量を守って、正しい青汁の健康習慣を維持しましょう。