青汁にカフェインは含まれている

青汁にカフェインというと、少し意外に思われるかもしれませんが、青汁にはカフェインが含まれている場合が非常に多いです。

カフェインが含まれているかどうかの見分け方ですが、製品の成分を確認すれば見分けることができます。
緑茶や抹茶、煎茶などのお茶が原材料として配合されている製品にはカフェインが含まれています。
お茶を配合することで、飲みやすさの向上などの調味効果があり、それに加えてお茶がもつカテキンの健康効果もプラスされます。
カテキンは非常に優秀な抗酸化作用を持っており、細胞の酸化を抑えることで、老化防止や美容効果を発揮します。
本来、緑茶の主成分であるケールや大麦若葉などの緑葉野菜も強い抗酸化作用をもっていますが、緑茶を配合することで、その効果がさらに厚くなります。
また、カフェインは脂肪の分解を促進と利尿作用による老廃物の排出、デトックスの効果をもっているため、ダイエットを含む美容効果が高くなるというメリットがあります。
さらにカフェインには覚醒作用とあわせて、集中力の向上などの効果も期待できるため、カフェインの配合された青汁には様々なメリットがあるといえます。

しかし一方でカフェインの過剰摂取によるからだへの悪影響も懸念されるポイントかと思います。
カフェインの過剰摂取は神経を刺激し、神経過敏や脳の興奮状態の慢性化、睡眠の質の低下やそれに伴うストレスの増加、胃痛などの副作用を引き起こす危険性があります。
カフェインがからだに悪影響や副作用を引き起こす危険を持つのは、一日のカフェイン摂取量が500mgを越えた場合だといわれています。
青汁に含まれるカフェイン量は、製品により違いはありますが、コップ一杯の摂取量で、多くても100mgを超えることはありません。
青汁に容量は定められていませんが、一日コップ一杯でも摂取量としては充分です。
過剰摂取さえしなければ、カフェインの副作用を心配する必要はないといえるでしょう。

ただ、注意が必要なのは、妊婦の方がカフェインの配合された青汁を飲む場合です。
カフェインには胎児の成長を阻害する可能性があるため、妊婦がカフェインを摂取してはいけないというのは、常識とされています。
カフェインは胎盤を経由し、確実に胎児の血液に溶け込み、未発達な胎児の腎臓に大きな負荷を与えます。
妊婦のカフェインの過剰摂取は、最悪の場合は死産や流産の危険性さえ高めるという報告もあります。

妊婦さんが、青汁を摂取する場合は成分を確認し、無添加でノンカフェインの製品を選ぶことで、そうしたリスクを避けましょう。