青汁とはそもそも何なのか

まるで禅問答の様なタイトルですが、簡単に言うと「生の緑葉野菜の絞り汁」が青汁です。
この生というところが重要なポイントとなっています。
調理により加えられる熱で、野菜の持つ成分は効果を減少させたり、ものによってほとんど消えてしまったりもします。
だからと言って、毎日多量の生野菜を食べ続けるのは決して容易ではありません。
青汁というのは、生野菜を摂取しやすい形に変化させた、健康補助飲料といえるでしょう。

大きく言うと、液状のまま凍らせたタイプと水に溶いて飲む粉末状のタイプがありますが、それぞれ特性が違います。
栄養成分でいえば冷凍タイプのほうが優れているといえます。
理由は簡単で、鮮度の高い状態で冷凍し、絞りたての状態をそのまま保存しているからです。
粉末状のものは、加工過程で栄養成分が減少してしまうケースがありますので、そうした点でいえば、冷凍タイプのほうが効果は高いといえます。
ちなみに、スムージー。
なかでもグリーンスムージーは非常に青汁に近い存在といえますが、やはり違いがあります。
グリウーンスムージーは調味、飲みやすさの観点から果物も使用します、それにより糖分が含まれますが、青汁はあくまで緑葉野菜のみを使用しますので、糖尿病などで果糖を避けたい人にも適しているといえます。

さらに青汁とはそもそも何なのか、を別の言葉で表現すると、野菜不足を解消するための補助飲料、といえます。
厚生労働省が推奨する、成人の一日に必要な野菜摂取量は350グラムとされています。
現状では日本人の2人に1人が野菜不足だといわれています。
つまり、毎日350グラムの野菜を摂取するのが、簡単ではないということがいえるでしょう。
生の野菜を搾った汁である青汁は、その350グラムというハードルをクリアするための補助食品として非常に優れた存在です。
製品によって原料や含まれる成分も変わりますが、ケールやクマザサなど、通常あまり口にする機会の少ない、優れた栄養成分を持つ野菜も原料として使われていることも、青汁の特徴となっています。

野菜不足解消と健康なからだづくりを補助してくれる健康飲料、それが青汁です。