青汁を飲むと便が緑色になる

青汁を飲んだ時に出る緑色の便ですが、その緑色の正体はクロロフィルという化学物質です。
緑葉素とも呼ばれ、植物が光合成をした時に生まれる緑色の色素の事を指します。
このクロロフィルですが、青汁が持つ健康成分の一端を担う非常に重要な存在です。
今回はそのクロロフィルについて記してみたいと思います。
クロロフィルを知って、青汁による健康の仕組みへの理解を深めましょう。

まず、青汁によって緑色の便が出た時、もしかしたら栄養が吸収されてないのではないか・・・と不安を覚えてしまうケースもあるかと思います。
便が緑色になるのはクロロフィル、緑葉素によるもので、青汁の栄養が吸収されずに排出されたものではありません。

では、そのクロロフィルは吸収されずに排出されてもいいのか、というと、そこにクロロフィルの身体に有難い効能が隠れています。
クロロフィルは吸収されずに小腸、大腸を通過する際に、老廃物を巻き込みながら移動を続け、そのまま老廃物と共に、緑色の便として排出されるという性質を持っています。
いわゆるデトックス効果を持っているのです。
そして、全ての成分が吸収されない訳ではありません。
クロロフィルの持つ、様々な成分は体内で吸収され、様々な効能を発揮します。
その効能を、それぞれ詳しく紹介します。

(1)血液をサラサラにする

血液中のコレステロール値を下げることで、血液をサラサラの状態にする効果があります。
ちなみにコレステロールには善玉と悪玉があり、コレステロール自体が体に悪い存在という訳では無いのですが、クロロフィルはあくまで悪玉コレステロールに働きかける性質を持っています。
悪玉コレステロールは動脈硬化、心筋梗塞を引き起こす原因とされているため、クロロフィルはそれらの予防にも役立つという事となります。

(2)抗酸化作用でアンチエイジング

クロロフィルは血液の酸化を防ぐ、抗酸化作用を持っており、抗酸化作用には老化を防ぐという非常に有難い効能があります。
老化というのは体が酸化して鈍くなるという事です。
つまり酸化を防ぐ事は老化を防ぐという事と直結します。
さらに言うと、シミやソバカスも細胞の酸化を原因として引き起こすため、クロロフィルの持つ抗酸化作用は、老化だけでなく、美容にも効果を発揮するという事です。

(3)有機ゲルマニウムで健康の基礎を作る

クロロフィルには、主成分である有機マグネシウムの他に、有機ゲルマニウムという成分も含まれています。
有機ゲルマニウムは体の端々に酵素を送り込むという働きをしてくれます。
酵素は炭水化物やビタミン等で構成される六大栄養素に次いで重要とされる、健康な体にとって非常に大切な存在です。
様々な効能があるのですが、最も大きい要素として、体内に取り入れたほぼ全ての栄養素を体に吸収させる、というものがあります。
まさに健康の基礎といえるのではないでしょうか。

(4)酸化分解で口臭から体臭、便臭までもきれいに消臭

さらにクロロフィルには、腸内の悪臭分子を酸化分解して消臭する効果を持っています。
腸内で悪臭分子を分解する事で、まずは便臭を解消するのですが、この腸内にある悪臭分子は、長時間にわたり分解されないでいると、体内に吸収されてしまうという性質を持っており、体臭や口臭の原因にもなってしまいます。
つまり、クロロフィルの悪臭分子を分解する働きは、あらゆる便臭だけでなく、口臭や体臭までも解消してくれる働きを持っているという事なのです。

以上、クロロフィルが体にもたらす、大きな効能について記させていただきました。
青汁を飲んで便が緑色になる、という事は、クロロフィルが老廃物を排出し、そのうえで体内で様々な健康効果を発揮してくれているという事なのです。
決して、青汁の成分が吸収されずに出てきた、という事ではないので、安心して青汁生活での健康習慣を続けてください。
【参考】 青汁とは何なのか
http://2012worldchoirgames.com/1.html